信仰心モノ

【概要】

古くから続く信仰心が我々の世界の"表面"を支えるものだった…という世界観。

【用語】

・神

古くから人類が信仰の対象にしてきた存在。

・信仰心

「神」と人をつなげるもの。

・宗教

「信仰心」を守り、人と「神」とのつながりを維持することで人の世界を「神」から護るために人類が作り出した存在。

・猟人

生得的な「信仰心」を持ちながら「神」と対峙できる者。必然的に「信仰心」の守護者たる宗教関係者やその家族に多い。

多くの場合、各国の公的な信仰対策組織か宗教団体に所属し"こちら側"へ出現した「神」を掃討する職務についている。一方でごくわずかにフリーランスになる者もいる。

・接触者

「信仰心」の減少とそれに伴う"こちら側"への侵攻によって「神」と接触した者。本人の信仰の有無にかかわらず"こちら側"へ出現した神との接触は生得的な「信仰心」を喪失することになるため、何らかの手段で「信仰心」を継続的に得ない限り「神」による"こちら側"への侵攻の橋頭保になりかねない。そのため、「信仰心」を外部から得ていない接触者は基本的に殺害することになる。

一方で人として「神」とのつながりを絶たれ「信仰心」による加護を失うことは逆説的に「神」と対等に渡り合える能力を有すことにもなるため、国内外の信仰対策組織に所属する者やフリーランスとして活動する者もいる。

前述の通り、基本的には人の世界に存在すると厄介な存在であるため「神」による侵攻を受けた地域から生還し、組織に保護された者はその場で死ぬか公的な組織の監督下でフリーランスとして活動するかを問われることになる。

・フリーランス

公的な組織や宗教団体に属さずに「神」に関連した事件に対応する者。その多くは望まぬ接触によって「接触者」となってしまった元一般人である。各国の公的な信仰対策組織か宗教団体の監督下に入り定期的に外部から「信仰心」を得ることで人の世界の脅威になることを防ぎ、一方で求められた際に「神」に対応する。

・警察庁警備局信仰課

日本政府の有する公的な信仰対策組織の一つ。「信仰心」の減少とそれに伴う「神」の大規模な侵攻に対処する。

職務の特性上非公開組織とされており、その存在は警察組織内部でもごくわずかな人間しか認知していない。そのため、公の活動では警察庁警備局公安課の一部署と偽っている。また、日本政府の対外的に公式な信仰対策組織であるため日本国内でのフリーランスの活動を監督しているのも信仰課である。

・防衛省統合幕僚監部特務部

日本政府の有する公的な信仰対策組織の一つ。信仰課と同じく非公開組織であり、職務も同じく「信仰心」の減少とそれに伴う「神」の大規模な侵攻に対処するのがその職務である。ただし、こちらはより軍事的な対応が求められるような事態を想定しており、実働部隊を擁してこそいるものの、本格的な運用に際しては陸海空自衛隊の通常戦力も動員することになっている。

警察組織に置かれている信仰課に比べ「信仰心」維持に手段を選ばない傾向があり、その一例として作戦行動中に発見した海外の組織の職員やフリーランスを除く「接触者」は排除の対象としている。