南北分断モノ(仮)

最近ちまちまと軽く走り書きした程度で内容もないです。未来モノ(仮)と並行してちまちまと書いていくつもりですが手直しもまだまだ必要な点があるので徐々に修正していきます。

【走り書き】

日本人民民主共和国

日本人民民主共和国(Japan People's Democratic Republic:JPDR)は日本列島の内、北海道から東北の一部を領土とする国家。ユーラシア連邦を構成する衛星国であり同じく日本列島に主権を有する日本国(Japan)とは対立状態にある。首都は札幌に存在し政治はその大部分の実権をユーラシア連邦政府に掌握されている。

元々は東西戦争中に侵攻された北海道で発足した傀儡政府でありその領土も北海道地域に限定されたものであったがその後の複数回に及ぶ武力衝突で本州北部(東北地域)にも領土を獲得している。

 

 

日本国

日本国(Japan)は日本列島の一部を除く本州と以南に主権を有する民主国家。

ユーラシア連邦に実権を握られている北日本と対立しており現在は軍事力の強化を急いでいる。

正史における日本政府と変わらないが東西戦争中に憲法を改正しており国防軍を保有している。一方で正史と変わらず合衆国に依存する安全保障体制は変わっておらず東北の一部を北日本に占領されている現在、ようやく独力での防衛能力強化を図っている。

首都は形式的に東京都とされているが東北地域まで北日本が侵攻しているため現在は愛知県・静岡県に政治機能の移転を進めている。その為、成田国際空港は軍用に転換されておりその代り中部国際空港の規模が拡大されている。ただ現在でも経済的な中枢機能は東京都を中心とした旧首都圏に集中しているのが現状であり愛知・静岡に建設が進む代替首都も有事になるまで稼働しないとも言われている。

 

 

国防空軍成田基地

成田基地は千葉県成田市にある国防空軍の拠点基地。平時においては関東圏の防空を担うが北日本軍占領地域への反攻作戦あるいは北日本軍が侵攻した際には前線拠点となる。

元々は成田国際空港という民間空港であったため広大な敷地面積と充実した地上設備を有しておりほとんどの設備は残されている。また、その利点を生かし国防海軍の哨戒機や艦載機が配備されている他、国防陸軍の後方拠点が併設されている。

空軍の配備部隊はF-15J-2とF-35Jを擁する第81戦闘制空航空団、F-16VJとF-2Dを擁する第98戦闘航空団、A-10Jを擁する第45地上制圧航空団、E-767とE-2D、E-3Jを擁する第398空域警戒隊。

 

 

日本国国防軍

日本国国防軍(Japan National Defense Force:JNDF)は日本国が有する軍隊。国防陸軍、国防海軍、国防空軍からなり国防省(旧防衛省)の管轄下にある。

前身は1954年に創設された「自衛隊」だが当時は戦力の不所持、交戦権を否定した憲法第九条の存在によりその活動は著しく制限されたものであった。

しかし、1960年代に入ると欧州情勢は悪化し東側諸国と西側諸国の衝突が相次ぐようになった。1965年には当時のソ連が突如北海道を侵攻、自衛隊は抵抗したものの本州まで撤退を余儀なくされた(日本人民民主共和国の成立)。

当然国内では北海道反攻を望む声が大きくなり自衛隊内部からも当時の法制度の中での運用の在り方に対し不満が噴出した(国防ストライキ)。それを受けて1972年、当時の田中角栄内閣の中で憲法改正をしない形で防衛庁を防衛省に昇格し国防法制(国防安全保障四法)を通した。

しかしその後も1991年のユーラシア連邦発足まで78年、83年に北海道から本州沿岸部にミサイル攻撃が起こるなど情勢は一向に改善せずむしろ悪化する一方であった。また、当時は今よりも在日米軍の規模が大きくソ連との大規模な武力衝突は避けたい合衆国政府の意向は大きな影響力を持っていた(包括的モンロー主義)。

91年にソ連は更に巨大なユーラシア連邦を発足。それまではあくまで「東側」にすぎなかった日本人民民主共和国は正式にユーラシア連邦に加盟した(北日本の衛星国化)。そして95年、突如としてユーラシア連邦軍が北海道より以南、本州東北方面へ侵攻を開始。自衛隊は奮戦し7ヶ月間、昼夜を問わない熾烈な砲火力を受けながらも防衛線を保持した(7ヶ月の抵抗)。この時点で既に軍人、民間人の死傷者は5000人以上であった。95年11月下旬には徐々に防衛線が崩壊しユーラシア連邦・北日本混成軍が徐々に本州に上陸を始めた。そのまま96年の半ばには青森県は完全に占領下に入り秋田岩手県の南側まで防衛線は後退していた。しかし同年12月頃には戦線は膠着状態に入り97年に入ると停戦協定が結ばれた。しかし、これは事実上の日本側の敗北であり日本人民民主共和国は北海道から青森、秋田、岩手の三県まで領土を拡大した。(第三次国境紛争)

 その後、当時の第二次橋本改造内閣の中で国民投票が行われ憲法第九条の全文が撤廃(九条の空白化)、同時に複数の条文が改正された。これにより自衛隊は国防軍へ、防衛省は国防省へと発展した。

 

現在の国防軍の規模は三軍で120万人を擁している。米国など欧米から支援を受けており多くの西側諸国に準じた装備やドクトリンを持っている。